日本証券奨学財団より研究助成をいただきました
この度、公益財団法人日本証券奨学財団より2025年度の研究調査助成を賜りましたことを、心より感謝申し上げます。
本日(2025年11月18日)、日本証券奨学財団にて授賞式が開催され、出席させていただきました。式典では採択された研究の概要についてプレゼンテーションの機会をいただき、他の採択者の先生方の多様な研究テーマに触れることができ、大変刺激的な時間となりました。
研究概要
今回採択いただいた研究テーマは「組織におけるリーダーの寛大な報酬配分の効果:配分権限とメンバー特性が努力誘因に与える影響」です。
職場において、リーダーが部下に報酬を配分する際、「寛大な配分」が部下のやる気にどのような影響を与えるのかを研究します。例えば、成果を上げたメンバーに対して、リーダーが予想以上に多くの報酬を配分した場合、メンバーはより一層頑張ろうとするでしょうか。
本研究の特徴は、その効果が「誰が配分を決めるか」によって変わるのではないか、という点に着目している点です。チームのリーダー自身が決める場合と、さらに上の管理者が決める場合とでは、メンバーの受け止め方や反応が異なる可能性があります。また、メンバーの性格や特性によっても、効果に違いが生まれるかもしれません。
関西学院大学の東田啓作先生、専修大学の森田公之先生との共同研究として、理論的な分析と、日本人の様々な年代の働く方々を対象としたオンライン実験を組み合わせて、この問いに取り組んでまいります。
謝辞
日本証券奨学財団には、研究活動への貴重な支援をいただき、深く感謝申し上げます。厳正な審査を経て本研究を採択してくださった審査委員の先生方にも、心より御礼申し上げます。また、推薦書を執筆いただきました早稲田大学の大湾秀雄先生に、この場を借りて感謝申し上げます。
いただいた助成金を有効に活用し、学術的に意義のある成果を生み出せるよう、精一杯努力してまいります。研究の進捗については、本ブログでも随時ご報告させていただく予定です。